私はよくTwitterをやっています。そこで流れてきた情報でこういうのがありました。
自治体職員の皆さま!
母子手帳の表紙を絵本作家「のぶみ」さんのかわいいイラストにしませんか!!
詳しくはこちら→https://t.co/E5M4pitJuA
内閣府子ども・子育て本部のツイート。
母子手帳の表紙にのぶみさんのイラストを使いませんかというものでした。
ツイート自体は2017年のもの。
このツイートが批判殺到としているとのことです。
わたしも自分が考えをツイートしました。
ちょっと子育て本部どうしたの?
本気で言ってるの?
流産は
パパとママがケンカしたからとか病気は
感謝が足りないってそういってる作家さんが表紙イラスト?
思わずつぶやいてしまいました…
わたしもう母子手帳は手にしないから
外野が言うなと言われたらそれまでですが… https://t.co/XvJFQR7QnQ
この記事では
なぜこれだけ炎上しているのか
どうして母子手帳のイラストで盛り上がっているかをまとめるとともに
私の気持ちをまとめます。
Contents
絵本作家のぶみ氏について
絵本作家のぶみさんは異色な経歴を持っています。
少年時代はいじめや不登校を経験し、高校時代にはチーマーと呼ばれた不良グループのボスだった。その後、日本児童教育専門学校在学、そこで出会った気になる女性が絵本好きだったことから絵本を書き始め、絵本作家になる。「ママがおばけになっちゃった!」、「ぼく、仮面ライダーになる!」シリーズなど170冊以上の絵本作品を発表している。
ママがおばけになっちゃった!やうちのウッチョパスなど話題になっている絵本を書いています。
イラストもかわいらしいですね。
詳しくはのぶみ氏オフィシャルサイトへ。
なぜのぶみ氏のイラストが起用されているか
なぜのぶみ氏のイラストがつかわれているかというと
内閣府子ども・子育て本部の
「子ども・子育て支援新制度」シンボルマークについてのページを見るとわかります。
ビジュアルは、新制度の中心である子どもたちが、個性豊かに元気に演奏する姿により、新制度への共感や、親しみを感じていただけるものとしました。メインコピーのロゴとイラストを描いてくださったのは、絵本作家として活躍されているのぶみさん(PDF形式:253KB)別ウインドウで開きます。新制度の意義にご賛同いただき、無償でご協力いただきました。
新制度の意義に賛同したのぶみ氏がロゴとイラストを無償で提供しているようです。
内閣府としては無償提供してもらったら使いやすいのでしょう。
炎上理由はのぶみ氏の投稿
なぜここまで炎上しているのかはのぶみ氏の過去の投稿を見るとわかります。
のぶみ氏のこちらの投稿ですね。 pic.twitter.com/FA1S1UJmQC
- 病気や死は感謝が足りなかったから
- 流産するのはパパとママがケンカをしたから
感謝がたりない・・・
わたしの感謝がたりないから・・・喧嘩をしたから、あの子はお空に還ってしまったのか・・・
子どもやお母さん、お父さんに寄り添うはずの絵本作家さんがこういう発言をするということはいかがなものかと考えます。
こういう背景がありのぶみ氏はたびたび炎上しています。
流産は誰にでも起こりうること
流産は妊娠を確認できた妊婦のうち約15%は起こるといわれています。
流産の原因は
感謝が足りないとか、喧嘩したからの理由ではなく染色体異常が主な原因です。
死産を経験したわたしが思うこと
わたしは流産経験はありませんが、死産を経験しています。
我が子をお空に還すということは
心をもぎ取られそうな絶望感におちいります。
そんな時に、なにもいわず寄り添ってくれる人がいたから今を生きることができました。
母子手帳を受け取った後に出産できない場合もあります。
その母子手帳のイラストに
- 病気や死は感謝が足りなかったから
- 流産するのはパパとママがケンカをしたから
という思想を持つ絵本作家のイラストが母子手帳になるということは大変残念です。
どんな気持ちでこのイラストを採用したのか、
本当にお母さんに寄り添いたいと思って描いたのか、
内閣府子ども・子育て本部の方に今一度検討してほしいです。
自治体の担当者には
母子手帳のデザインを選択できるように検討してほしいです。
内閣府に意見を投稿できるところがあったのでリンクを張っておきます。
無記名でも送信可能です。
まとめ:すべてのお母さんに寄り添った母子手帳を
のぶみ氏のデザインはかわいらしいですよね。母子手帳もかわいくなります。
ですがのぶみ氏のイラストをみて
ショックを受けているお母さんもいることをわかってほしいです。
すべてのお母さんに寄り添った母子手帳が発行されますように・・・
天使ママの気持ち
スポンサードリンク