流産や死産、そして生まれても短い一生を終えた子ども・・・
確かにいた命が急にいなくなってしまった・・・
虚無感の中で生きているときに出会った言葉。
それが「天使ママ」(男性は天使パパ)
そして10月4日は天使の日。
お空にいる我が子を偲(しの)ぶ日として言われています。
ここでいう天使は短い一生を終えた子どものこと。
天使ママについてはわたしもこのサイトで何度か触れています。
そのため「天使ママ」というキーワードで記事を読まれるようになりました。
しかし・・・
- 天使ママ うざい
- 天使ママ 嫌い
- 天使ママ 気持ち悪い
というキーワードで見られることもあります。
「天使ママ」という言葉に違和感を覚えるかもしれませんね。
今回は天使ママに対してキーワードのようなことを思っている、発言している方向けにわたしが伝えたいことをまとめます。
Contents
「そっとしてほしい」
わたしが天使ママに対して気持ち悪いとか思っている方に伝えたいこと。
それは「そっとしてほしい」です。
某サイトで天使ママについて次のようなことが書かれていました。
死んだのに兄弟にカウントしてる人って何?気持ち悪い!
我が子を亡くすって、前世でよっぽど悪い事したんだね
天使ママとかって傷の舐め合いだよね
自分で自分のことママって言って痛い
インターネットは自由な世界です。
発言も自由。
自分に関係ない人のことをいうのも自由。
でも、少しだけ
その発言で苦しんでいる人がいるというのを知ってほしいです。
できればそっとしてほしいって思います。
天使ママという言葉は決して「かわいそうアピール」ではないのです。
リアルではなかなか言えないこと、モヤモヤを共有できる存在。
わたしは天使ママという言葉、天使ママさんたちに救われました。
子どもを亡くすと心が壊れそうになる
私自身5年前、常位胎盤早期剝離になり、第2子を死産しました。
2月に胎盤剥離で死産、わたし自身も大量出血して命が危ないといわれました。
緊急帝王切開したけど意識は数日戻らなかったと聞いています。
しばらくして退院はできたけど、一緒にいたはずの子どもがいない。
あるのは小さな骨壺だけ。
全く受け入れられず、誰とも会いたくない。
でも上の子もいるから早く生活しないと・・・と思い自分の体に鞭打って動く。
死産後1ヶ月で義母との同居が始まり・・・
死産後2か月で上の子のプレ幼稚園がはじまり・・・
幼稚園に行くと同じぐらいの赤ちゃんを連れたお母さんが目につき・・・
自分の心が壊れそうでたまりませんでした。
下手すれば壊れてしまいます・・・
「天使ママ」という言葉はグリーフケアにつながる
世界から取り残された感じ、ただ時間だけが過ぎている感覚。
友達や親には「もう大丈夫」といってましたが、内心はいつ向こうの世界にいこうかをずっと考えていました。
しかし、ネットでいろいろ探しているうちに出会った「天使ママ」という言葉。
そのキーワードで探すと、いろいろな経験をした天使ママたちが出てきます。
この世界は私だけではなかった、と、どこか安心できました。
天使ママというキーワードで「理解しあえる存在」に出会えたのは精神の安定につながりました。
これはグリーフケア(身近な人と死別して悲嘆に暮れる人が、その悲しみから立ち直れるようそばにいて支援する)の一環としては大変有効なこと。
もう5年、まだ5年・・・でも天使ママという存在や言葉で少しずつ前に進めていると感じています。
まとめ
- 天使ママ うざい
- 天使ママ 嫌い
- 天使ママ 気持ち悪い
経験していない方は天使ママという言葉に違和感を覚えるかもしれません。
この記事を読んでさらに気持ち悪いって思うかもしれません。
ですが、その言葉に救われている人もいるってことを知ってほしいです。
よければそっとしておいてほしいなぁと思う、一人の天使ママからのお願いでした。
わたしがお世話になった天使ママのサイト
ポコズママの会
小さな子どもとおわかれした互助支援の会
天使の絆・名古屋 東海地方の天使ママの会
東海地方で活動する互助支援の会
https://tenshinokizuna-nagoya.amebaownd.com
お空の天使ちゃんを想う家族の会
天使の日、お空の我が子に向けてバルーンリリースを実施している会
https://ameblo.jp/tenshinohi-together/
わたしが妊娠出産記録を書こうと思ったわけ
わたしの体験記
同じような体験をした方の心が穏やかになりますように
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