保育士試験の筆記試験の後は実技試験が待っていますね!
この記事では保育士実技試験の造形についてまとめています。
受験する前って不安ですよね。
なんせ造形は
言語や音楽と違いテーマが当日発表でそれを45分で仕上げろというハードなもの・・・
私も実技試験を受けるにあたりいろいろなサイトを調べてお手本にしていました。
そこで私なりの練習方法をみつけ、下手なりに繰り返し練習したおかげで、無事に合格できました!
その練習方法をまとめています。
その他保育士試験の実技試験の攻略法はこちら
造形
言語
音楽については知り合いのブロガーさんの中川ひとしさん(@nakagawahitoshi)の記事をどうぞ。
当日の流れは「保育士試験実技試験当日の流れを服装や持ち物アイテムとともにご紹介。」をご覧ください。
Contents
実技造形問題と合格作品の再現
私が受験したのは平成27年度地域限定保育士試験です。
そのときの問題はこうでした。
【事例】を読み、次の4つの条件をすべて満たして、解答用紙の枠内に絵画で表現しなさい。
【事例】
4歳児クラスの子どもたちが「にらめっこ」をして遊んでいる様子を、次の4つの条件をすべて満たして、解答用紙の枠内に絵画で表現しなさい
【条件】
- 2人の子どもが「にらめっこ」をしている様子と、まわりの子どもたちおよび保育士を描くこと。
- 保育室内の様子がわかるように表現すること。
- 子ども4名以上、保育士1名以上を表現すること。
- 色鉛筆で色をつけること。
【事例】を読んで絵画作品を仕上げるというタイプの出題になっています。
試験時間は45分です。
当日描いたイラストの再現はこちら。
と思われたかもしれませんが・・・
これでも36点でした!
体の構成がおかしくても、背景が雑でも!
50点取らなくてもいいのです!30点で合格ラインなのでいいのです!
うまく描こうと思わなくて大丈夫です。
ポイントをおさえれば合格ラインを狙えます!
合格のポイント
保育士試験 受験申請の手引きの造形表現を見てみると以下のように描いています。
保育の一場面を絵画で表現する。
求められる力:保育士として必要な造形表現(情景及び人物等の描写や色使いなど)ができること。
造形の試験に求められているものは、
絵のリアルさでも、デッサンのうまさでもありません。
保育士として必要な造形表現です!
保育士らしい色使いや、子どもたちに対して楽しそうな雰囲気が伝わるイラストが描くことができれば合格を目指せます。
描くときには以下のポイントを意識しましょう。
問題の【条件】を全て満たす
問題に出てくる条件は必ず満たしましょう。1つでも条件を満たしていない場合は減点対象です。
子ども4人という条件で3人しか書いていない場合は減点です。
これはもったいないのでぜひ条件はしっかり読みましょう。
色を全部塗る
人物、背景、小物はすべて色を付けましょう。
時間が足りないかもしれませんが、最後まであきらめずに塗りましょう。
温かみのある絵にする
求められているのは保育士らしい絵です。
子どもたちが楽しく保育をしている、ぬくもりを感じる印象を持たせるように、明るく楽しい色がおすすめです。
子どもたちや保育士がたのしそうにしている表情を描けるように意識しましょう。
わたしの練習方法
試験時間45分で、条件を満たした絵を描くことは意外と難しいです。
過去問題を一度やってみてください。あっという間に時間がたって条件を満たさないまま終わってしまいます。
絵を描くのに慣れていない人には、至難の業と感じるかもしれませんが、ポイントさえつかめれば描くことができます。
保育士実技試験完全攻略をお手本に練習する
練習時に活躍したのはこちらの本です。
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こちらは18年版
むしろ実技はこの本以外必要ありませんでした。
この本に紹介されている園児、先生の描き方、背景や小物パターンをひたすら練習します。
園児パターン:立つ、座る、横になる、走る・・・
保育士パターン:立つ、座る、エプロン姿、ジャージ姿・・・
背景パターン:園内、園庭、公園、道、森・・・
小物パターン:展示してある絵、布団、スコップ、お花・・・
パターンさえ慣れてしまえばあとは組み合わせです。
ちなみにいろいろな服を書くのが大変だったので
園児たちは全員スモッグを着てもらいました。
これなら同じパターンで時短につながります。
時間をきめて過去問をやる
ある程度パーツを描くのに慣れたら
タイマーで時間をセットして、過去問をやってください。
描く際には合格のポイントを意識しましょう。
そして、だれかに見てもらい何をしている状況か伝わったらOKです。
もし見てもらえる人が近くにいない場合、半日ぐらい時間を空けてチェックすると客観的にチェックできます。
あとはひたすら繰り返し練習します。
作業時間配分
実際わたしが練習でやった作業時間配分です。
~05分 | 問題分を読み、紙のすみで大体の構成を練る |
---|---|
~10分 | 黄色の色鉛筆で下書きをする |
~20分 | 下書きにそって鉛筆で線書き |
~30分 | 色塗り |
~45分 | 全体の見直し |
30分を目標に絵を完成させて見直しに入ります。
焦って描くと条件を満たしていない場合があるため、見直し時間を取り
条件に抜けがないか、色は着色できているかなどをチェックします。
黄色い色鉛筆で下書きする理由は、下書きの消しゴムかけをする時間を短縮するためです。
上から色を塗ると黄色い線は目立たなくなるため消しゴムかけをしなくてよくなります。
時間を短縮したい方はお試しください。
使用した道具
鉛筆・消しゴム
鉛筆は2Bを使用。消しゴムはmono消し。ダイソーなどでも売っています。
試験では鉛筆またはシャープペンシル(HB~2B)となっていますので鉛筆が苦手なかたはシャーペンでもいいかと。
紙
普段は100円ショップのスケッチブック(画用紙)を使用、
試験1週間ぐらい前には、A4判ケント紙に縦横19cmの枠を作って練習しました。
紙の種類は試験当日に発表されますが、いままでの傾向からケント紙が有力です。
ケント紙は普通の画用紙と比べて、塗りの触感が異なります。
そのギャップを埋めるためにケント紙での練習をおすすめします。
色鉛筆
色鉛筆は塗り具合でタイムも変わってくるので、すこしいいやつを購入しました。
私は相性が良かった無印の色鉛筆36色を購入。試験では12色から24色の指定なので、使いやすい12色を選ぶ方法をとりました。
当日はテーブルの上でタオルを広げ、そこに色鉛筆を置き、取りやすいようにしました。
まとめ:満点じゃなくていい!目指すべきは30点!
音楽できないから造形を選択してしまった・・・(過去の私)
絵が苦手なのに・・・
とへこんでいる方へ
50点取っても30点取っても合格です!絵に自信がなくても紹介した練習で合格ラインは狙えます。
時間をうまく使って練習して、合格ラインを目指しましょう!
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