となりに赤ちゃんがいないのに、なぜわたしはここにいるのか・・・
この記事では常位胎盤早期剥離で死産した私が、退院までの流れと入院中やればよかったと思った対策をまとめています。
前回:【死産体験談】産まれたのに戸籍に載らない…死産届と火葬の手続きと費用。
Contents
退院までの記録
入院中は常に個室のベッドの上でぼーっとしていました。
赤ちゃんはいない。
けど、外から赤ちゃんの声が聞こえてくる・・・
私の赤ちゃんは骨つぼの中で小さくなった・・・・
え?赤ちゃんが泣いてるの?って目が覚めてもそこには誰もいない・・・
これがかなり精神的にきつかったです。
おそらく必要最低限の会話しかできていなかったと思います。
全く動けないと思っていたのに歩行訓練はすぐにでき、傷の痛みにはそれほどなかったです。
傷も治って子宮の様子もOKだったので産科的には退院許可。
ですが、血圧が下がらない影響で退院はできませんでした。
血圧がなかなか下がらなくて退院できず・・・
腎臓内科担当の先生が病室までお見舞いにきてくれたり、主治医の先生が来てくれたり
いろいろ気にはかけてくれてくれたのですが赤ちゃんだらけの病棟が苦痛でたまりませんでした。
産後ですが、赤ちゃんはいない。
入院中の病棟は産婦人科なので扱いは産婦。
体も心もボロボロでした。
その影響かなかなか眠れず、涙が止まらず、精神的にも不安定になり軽いうつ状態に。
そのため腎臓内科では血圧コントロールするための薬と精神安定剤を処方されました。
当時の血圧は180/120。
高血圧の影響で退院が長引きました。
数日後
血圧は高めだけど薬でコントロールできると判断され退院許可。
「いつ退院しますか」といわれたので、その日のうちに退院手続きを取りました。
一刻も早く家に帰りたかった、子どもに会いたかったのです。
急に腹痛を起こして
常位胎盤早期剥離をおこし、緊急帝王切開で死産。
怒とうの入院生活。
上の子に会える。赤ちゃんと一緒帰れる。
それがうれしかったです。
まだまだたくさん泣いちゃうけど
しっかり生きていくからね。
お空でみていてね。
私のところにきてくれてありがとう。
入院生活で苦痛だったこと
上でも書いていますが入院生活で苦痛だったことをまとめていきます。
声が気になる
個室だったのでほかの人を気にせずに過ごせたのはよかったのですが、
実は個室は新生児室の近くで、赤ちゃんの声がとても聞こえてきました。
それが精神的にきつかったです。
無駄に励まそうとしてくれるスタッフがいた
多分看護助手で話があまり伝わっていなかったと思うのですが、
すごい励ましてくれる方がいたんですよね。
私だってーみたいに。
わたしは聞くことしかできなくて・・・
今ならまだ笑って対応できますが(でもたまに泣く)本当にしんどかったです。
涙が制御できないのがしんどい
現実が受け止められず、ちょっとしたことで泣いてしまう自分がいやでした。
そんな自分がいやでまた落ち込む・・・
悪循環でした。
入院生活で苦痛だったことの対策
入院中は頭が回っておらず対策ができなかったのですが、こうやったらよかったなぁと思うことをまとめています。
気になる声には耳栓
入院中声や物音気になる時は音を遮断するのが一番早いです。
耳栓は効果的。
好きな音楽を聞くのも落ち着きますね。
当時は緊急で何も持ってきてなかったので、お願いして持ってきてもらえばまた違ったのかもしれません。
いやなことは看護師や病院スタッフにしっかり伝える
気は使ってくれてたと思うのですが、私の気持ちを察することは難しいはず。
思い切って嫌なことは嫌と伝えることが大事だったなと思います。
病院スタッフも何らかの対応をしてくれたはずです。
つらいときは泣いてもいい
感情のコントロールができずに、常に涙してしまう自分がいやでしたが
今ならわかります。
辛い時は思い切って泣きましょう。
泣くことで自分の気持ちを落ち着かせることができます。
がまんせずにおもいきり泣いてください。
わたしもだれかに泣いてもいいよって言ってもらえたらうれしかったなぁ・・・・。
おわりに
わたしの死産したときの入院記録をまとめてみました。
辛い出来事があると心も体もボロボロになります。
生きていることすら苦痛です。
同じ経験をした方のブログや書籍などを読むと気持ちが少し落ちつくはずです。
この記事を読んで、少しでも同じような経験をした方の気持ちが救われますように・・・・
そして
私の子どものこと知っていただきありがとうございました。
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